職種別社員インタビュー Voice of Staff

新規事業開発

まずやってみる。
新しいことに自ら飛び込み、
本質や判断軸を掴む。

新規事業開発
について

変化を楽しみ柔軟な思考を保つ

私は高校時代にアルバイトで人間科学研究開発センターのモニターをしており、それがワコールを志望する最初のきっかけになりました。楽しそうに一生懸命働く方々を見て、こういう会社で仕事がしたいなと考えていました。

私が現在勤務する「イノベーション事業推進部」は2017年に新設された部署で、全社の新規事業開発戦略推進(デジタル戦略)を担っています。私はその中で主に新規事業開発戦略の企画立案を担当しています。職種で言うとマーケティングや事業戦略の分野になります。

私は今年で入社から14年目を迎えましたが、その中で異動を多く経験し現在6部門目となりました。入社当初は販売部門、その後現在のワコールブランド商品統括部でMD(マーチャンダイザー)やEC得意先営業などを勤めました。そこから海外事業本部へ異動して、米国ワコールの支援や英国イヴィデン社とのM&A後の欧州事業再編やシナジー創出を担当しました。

さらにその後はピーチジョンに異動し、10代後半から20代前半の女性へ向けて立ち上げられた『YUMMYMART(ヤミーマート)』のブランドマネージャーとアウター・靴・バッグのMDを担当しました。その後、産休・育休を経て現在勤務するイノベーション事業推進部に復帰し、次世代型ショップ『ワコール3D smart & try』の構想から実現に至るまでのプロジェクトマネージャーを担当しています。

イノベーション事業推進部の業務は会社の将来価値に大きく影響を与えることができますので、とてもやりがいを感じています。私個人に求められる役割としては”新しいことを率先してやる”ということで、入社してから常にそのような業務に携わっているように思います。

現在の部署では産休・育休の期間に得た一人の女性消費者としての視点や、これまでの業務の中で”店頭から工場までの現場担当者と接してきた経験”による”現場をリアルにイメージできること”を強みとして、ダイナミックに変動する市場にどう対応していくかを考え抜くことが求められていると感じています。

“多様な美”に応えるサービス開発を

ワコール版オムニチャネルは全社戦略なので、『世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する』というワコールの経営理念に直に関わる気持ちでいないとやっていけないという部分があります。世の中や技術に対して好奇心を持つこと、変化を楽しむこと、柔軟な思考を保つことを意識しています。専門スキルや知識を深く身につけるということよりも、まず自分で体験してみて”本質は何か、判断軸はどこに置くべきか”をしっかり考えることに重点を置いています。

『3D smart & try』のサービス開発では”美しさとは何か”ということに改めて向き合いました。
従来の固定的な理想美から多様な美へと変化している現代の世の中において、どういう思想・提案であれば”世の女性に美しくなって貰えるのか”と考える中で、最先端のデジタル技術と実店舗の良さを融合させた『3D smart & try』のサービスが生まれました。

この部署ならではの良い点は、世の変化や市場の変化について敏感に感じられることだと思います。またお客様の変化や社内の変化についてもダイレクトに感じられると思います。考えたことを直接市場に問えるということも大きな魅力です。他部署との関わり合いでは、社内各部署の経営層やエキスパートと連携して検討を行うことが多いです。また実行に際しては実務部門に委ねる部分が多いので、様々なご意見を素直に受け止めることを心掛けています。

自由な発想で自律的に行動

仕事をする女性にとって産休や育休は大きな出来事だと思いますが、私自身は産休・育休もキャリアの一つになったと感じています。子供が通う保育園を通じて今まで付き合いのなかった他社のママ友などフレッシュな交友関係が広がり、仕事をしている時とは違った視点で市場や会社を見つめなおすことができました。仕事や会社の仲間のありがたさも強く感じましたし、自分の仕事の仕方も見なおす良いきっかけにもなりました。

ワコール版オムニチャネル戦略推進の仕事に向いている方は、既存の”常識”にとらわれず自由な発想ができる方、自律的に行動できる方、変化を楽しみ新たなチャレンジを行える方だと思います。目まぐるしく変化する世の中で、想像ができる10年後なんてものはありません。また、それに加えてハートの強さも求められると思います。変化が激しい世の中で自分の主観を信じてやっていく、そのような強さが必要になってきます。

私はワコールで働く日々を幸せに感じています。世の女性に美しくなって貰いたいと共に願い、行動できる方と一緒にお仕事できれば嬉しいです。