職種別社員インタビュー Voice of Staff

材料管理

材料の無限の可能性に
“飽くなき探究心”を持ち、
『世界のワコール』を目指す。

材料管理について

低コスト・高品質の材料を
世界から調達

私はワコールには中途採用で8年前に入社しました。それまでは繊維商社に勤務しており、アパレルメーカーに材料を販売していました。ワコールに入社を希望したのは、創業して間もないころから世界市場に目を向けて『世界のワコール』を目指しているというところに魅力を感じたからです。

ワコール入社直後は、3年間販売の部署で量販店向けのセールスマンをしていました。中途でワコールに入社した私にとって、ワコールの商品がどのように取引先様に納品され、どのように販売されていくのかを知る事ができた非常に重要な3年間でした。その後メーカーであるワコールで働く以上、モノづくりの川上である材料の部署で働きたいという思いが強くなり、希望して現所属の材料管理部に異動して丸5年が経ちました。

材料管理部は、株式会社ワコールが持つ基幹ブランドの『ワコール』と『ウイング』の商品で使用する材料の開発・量産管理を行う部署です。ワコールにおける”モノづくり”の中で最も川上の部隊であり、材料なしでは商品は作れませんので非常に重要な役割を担っています。

私はその中で『ウイング』ブランドの材料購買業務を行っています。中国やASEAN諸国で生産される海外材料の材料開発・量産管理を主に担当しており、低コスト・高品質の材料を生産できる新規の材料メーカーを探す役割も担っています。また、数年前に当社とグループ化したタイの材料メーカー「A tech、G tech」の材料を、日本ワコールで使用するための材料開発も行っています。

このほか、海外のワコールグループの購買担当者と情報の共有を行い、ワコールグループとして今後取り組むべき材料の購買戦略を策定する業務にも携わっています。

モノづくりの川上で、
ワコールの”品質”を守る

ワコール材料部門の特徴は、ワコール商品の”品質”を守る事を第一に掲げて業務を行っていることです。また、材料部門では『品質・納期・コスト』の三本柱を軸に業務を行っていますが、その中で特に重要視されているのも”品質”です。お客様がワコールを選ばれる一つの理由としても”高品質”が挙げられると思います。そのお客様のワコール商品に対する期待を裏切らないためにも、日々、材料という観点からワコール品質の維持・管理を第一に掲げて業務に取り組んでいます。

材料部門ではメーカーであるワコールの”ものづくり”を常に肌で感じられることが最大のメリットだと思っています。新商品は店頭情報や市場の動向をもとに企画されるのですが、その企画の実現には様々な課題に直面します。そのような中で検討・検証を重ね、新しいものを創り上げていく現場に立ち会えることは、メーカーで働く上で非常に価値のある事だと感じています。

ワコールの経営理念『世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する』という点では、私たち材料部門が購買する材料を、安定した品質かつ低価格で、納期通りに縫製工場へ納品することが、最終的に消費者の皆様に”より良い商品”をお届けする事に繋がると思っています。

さらにそのプロセスが”世の女性に美しくなって貰う事”に最終的に繋がっていると考えながら、日々業務に取り組んでいます。また業務の中で何か問題が発生した場合は、材料購買担当者という視点からだけではなく、材料が最終的に製品となってお客様のお手元に届いた時のことまでを考えて、物事を判断するようにしています。

私はワコールの価値を広めるという事は、より多くのお客様にワコールの商品を手に取って頂く事だと考えています。そのためには、お客様がワコール商品に期待されている以上のものをご提供する事が最も重要だと思います。材料管理部門として取り組むべき事としては、ワコール独自の品質基準をクリアした高品質な材料を低コストで購買する事だと考えており、その実現が結果的にはワコールの価値を国内外に広める事に繋がると考えています。

『世界のワコール』実現に向けて

材料管理部に向いている人は”飽くなき探求心”のある人だと思います。材料部門では学ぶことが無限にあり、私は材料管理部に所属して5年が経ちましたが今でも日々学ぶべき事が多々ありますし、10年・20年所属されている諸先輩方でも材料について学び続けられている印象があります。

ワコールは創立して間もないころから世界市場に目を向けて『世界のワコールを目指す』ことを目標に掲げ、その実現に向けて着実に規模を拡大してきました。その目標達成に向けて今もなお社員一丸となって不断の前進を続けており、更なる事業規模・領域の拡大を目指しています。

私は、そのワコール社員の皆が持つ熱い思いに共感し、一緒に『世界のワコール』の実現に向けて前進し続けたいと思ってくれる新しい仲間と働きたい。そして『世界のワコール』を共に実現させていきたいと思っています。