職種別社員インタビュー Voice of Staff

海外事業

『世界中の女性に』
美しくなって貰うため、
“ワコールの未来”を描く。

グローバル本部 事業推進部 事業企画課

海外事業について

現地の仲間と築く“相互信頼”

私は入社して11年目になります。出身は東京ですが、京都の大学を卒業して、京都に本社があるワコールに就職しました。入社以来、2年半の海外赴任生活を挟みますが、その期間以外はずっと関西で生活しています。

現在は本社のグローバル本部に所属し、海外事業の企画立案を担当しています。ワコールが進出できていない、あるいは進出しているが規模が小さい国について、市場調査や分析、戦略立案を行っています。また、既存の海外法人についても、モノづくりや販売などの活動が長期的に、より円滑に回るように、各国を“つなぐ”仕事をしています。

入社当初は製造部門に配属となり、生産管理課で3年間、主にベトナムやインドネシアの縫製工場の管理を担当した後、材料購買課で4年間、国内外の仕入先と生地や部品の開発、購買業務に取り組みました。その後、香港の子会社に出向となり、日本で7年間学んだことを生かして、中国など海外に拠点を置く仕入先との新規材料開発や、ワコールグループの海外法人に対して材料や製品を提案する活動に2年半取り組みました。

香港での仕事で心がけていたことは、現地スタッフと信頼関係を築くことです。当時、6人の部下を持つマネージャーとして赴任しており、彼女達と良好な関係を築くことは、仕事を進める最低条件でした。ワコールの社是には“相互信頼”という言葉がありますが、それに習い「まずは自分が信頼される人間になること」を意識しました。彼女達が困っていることは何か、自分ができることは何かを真剣に考えて、一つ一つ解決していくことで、信頼を積み重ねていけたのではないかと思います。

異文化を理解することは難しく、特にキャリアに対する考え方が日本と違うため、悩み苦しむこともありました。自分が採用から関わり育成したスタッフが相次いで退職したことは、今でも忘れられない出来事ですが、どんな状況でもくじけることなく、目の前のメンバーを「信頼」し、コミュニケーションを繰り返すことで、良い関係を築いてきました。当時のメンバーは、今でも来日した際に我が家に招いて食事をする仲で、大切な仲間です。

考え抜いて、“ワコールの未来”を描く

現在のグローバル本部での業務は多岐に渡りますが、最も力を入れていることは新規市場開拓に向けた調査と戦略立案です。調査は、外部機関から情報を入手することもありますし、現地へ出張し、百貨店やショッピングモール等でマーケットリサーチも行うこともあります。そして、現在ワコールが持っている商品や販売網などの資源と、その国の市場環境を分析した上で、最も有効と考えられる戦略を立案し、提案していきます。

インターネット販売の急伸やSNS中心の情報発信など、環境が目まぐるしく変化する最近の市場の中で“非連続成長”を目指すためには、従来のやり方ではなく、適切なM&Aなどスピード感を持った戦略も必要になると考えています。

これらの仕事は、日本のメンバーだけで行うことは難しく、海外法人と協力して進めていきます。例えば、西欧でドイツ市場を拡大するためにはヨーロッパの現地法人を、南米でブラジル市場を拡大するためにはアメリカの現地法人を巻き込むことが近道です。ワコールの海外事業には長い歴史があり、現地スタッフも経験豊富で優秀であること、また、市場に近い方が情報を得やすく、コミュニケーションもスムーズに進むことが多いからです。

このように海外法人で働く仲間と協力しながら、グループを俯瞰し、自分の手で“ワコールの未来”を描いていくことができるのは、グローバル本部で働く醍醐味だと思います。経営に関わる重要な内容でも、考え抜いて積極的に提案したことに対しては、上司も尊重してサポートしてくれる企業風土があり、仕事を通して自己成長できていると感じています。

『世界中の女性』に、
美しくなって貰いたい

ワコールの目標は“世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する”ことですが、私は『世の女性に』という部分を『世界中の女性に』と置き換えて捉えています。創業者は、第二次大戦から復員し、女性が美しくあることができる平和な世の中を目指して事業をスタートしました。しかし、世界には今なお、戦争や内戦などで美しくあることを許されない女性が多くいます。私自身も、世界中でワコールの製品によって“美しくなって貰う”女性を増やすことで、創業者の考えた理想の社会の実現に貢献したいです。そのために将来は、再び海外に赴任し、現地で先頭に立って事業拡大に取り組みたいと考えています。

ワコールには企画、生産から宣伝や販売まで様々な機能があり、しかもその活動を世界中の拠点で行っています。グローバルに展開するアパレルブランドは多いですが、それぞれの国で、そこで暮らす女性の体型や好みの特色に合わせたモノづくりをしているメーカーは、ほとんどありません。ワコールが『世界中の女性を美しく』できると考える理由はここにあります。どんな職種を希望したとしても、きっと生涯をかける仕事が見つけられる会社だと信じています。

ワコールは、70年も前から今まで製品1枚1枚を人の手でつくり、売ってきた、ある意味「古くさい」会社です。もちろん変えるべきところもたくさんあり、だからこそ面白いです。「守ることは何か、変えることは何か」を真剣に考えて、一緒に『世界のワコール』を目指しましょう!